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WSOP2026、メインイベントも佳境となり大会フィナーレが近づいてきたここへ来て突然、大会運営がDay7開始と同時にショットクロックの導入を決断しました。
突然のルール変更に、プロをはじめとする参加者たちの間で賛否が真っ二つに割れています。
騒動の引き金となったのは、メインイベントDay6で発生した15分超のタンク(長考)。残り72人となったDay6での1ハンドでした。選手のLoren Klein氏は、71位(12万5000ドル)と72位(10万5000ドル)の間にある2万ドルのペイジャンプを狙い、残りチップがわずか1枚という状況で約15分の長考を続けました。
対戦相手のTyler Gaston選手は「時間をかけて考えていい」と余裕を見せる場面もありましたが、最終的にKlein氏はK♣4♥でオールイン。Gaston選手のA♣6♦がフルハウスを完成させ、結局Klein氏はペイジャンプを果たせぬまま結局72位で敗退。
この顛末がSNSで拡散され、批判が殺到する事態となりました。


この炎上を受け、大会運営は残り62人となったDay7の開始時に、事前告知なくショットクロックの導入を発表。内容は以下のとおりで、
タイムバンクを使い切れば、1つの判断に最大3分30秒までかけられる計算です。
この論争は、X(旧Twitter)上でも大きな盛り上がりを見せました。
賛成派からは「ようやくだ!」という反応が相次ぎました。視聴者や一部プロからは「1時間あたりのハンド数が激増して、観戦していても純粋に面白い」と好意的な声が上がっています。20年以上WSOPに参戦してきたベテラン選手David Paredes氏(Day7を127位で終了)も、「今年のタンクは過去最悪レベルだった。本当はDay4くらいから導入すべきだったが、それでも必要な措置だ」とコメントしています。
反対派では、高額プロのChris Brewer選手らが「完全にひどい決断」「異常なほど不公平」と厳しく批判。ハイローラー経験者が有利になり、レクリエーショナルプレイヤーが人生を左右する大一番でしわ寄せを受ける構造だと訴えました。
またショットクロック自体には賛成という人たちでも、「Day7になって突然予告なく導入するのは酷すぎる」という声は多く見られます。今夏2本のブレスレットを獲得した日本の木原直哉選手は「ショットクロック導入自体は仕方ない」としつつも、「プロに有利なルール変更が突然行われるのは、アマチュアプレイヤーたちに対しあまりにも厳しすぎる、ルールはアマチュアを守るために存在べきでは」と述べています。

世界で最も有名なポーカープレイヤーの一人であるダニエル・ネグラーヌも、自身のSNSでショットクロックには賛意を示していますが、リプに寄せられた「突然の変更はどうかと思う」という意見には同意しています。先に紹介した賛成派のDavid Paredes氏でさえ「事前の警告が一切なかったことと、プリフロップ20秒はさすがに厳しすぎる」とも付け加えています。
ほかにも「タンクが問題であること自体には多くが同意しているが、解決策はショットクロック以外にも、フロアスタッフによる厳格な監視強化など複数ありうる」「タンクが減ることで、あの独特のドラマが失われるのでは」という議論もあり、コミュニティ内での議論はいまも活発に続いていると伝えています。
今回のショットクロック導入は、長年ポーカー界で問題視されてきた「タンク」への一つの答えである一方、大会途中での予告無しルール変更というタイミングの悪さが、公平性をめぐる議論に火をつける結果となりました。スピードと公平さ、どちらを優先すべきか。この議論は今後のWSOP運営にも影響を与えそうです。
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