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WSOP2025 〜6/18までのハイライト 25万ドルイベントにお騒がせ男登場/りゅうたろう氏入賞/オンラインイベント不具合

wsopハイライト3

参加費最高額のトーナメント開催 話題の中心はあの男

Event #46: $250,000 Super High Roller No-Limit Hold’em

Martin Kabrhel

バイイン$25万ドル(約3600万円)のスーパーハイローラーイベント、参加者は63人賞金プールは$1500万以上。まさに参加できる人が限られるイベントですが、話題の中心はお騒がせ男のマーティン・カブレル(Martin Kabrhel)でした。

カブレルは「もうとにかく、ずーーーーっと喋っている人」として知られるチェコ出身のプレイヤー。ここまでの大会全体を通しても最もSNSで話題にされているのではと思うくらいとにかくネタに事欠かないカブレル、ネット上では「ウザすぎる」「もし同卓になったら金を払ってでも退席させたい」といった声から「でも見てる分には面白い」「なんだかんだで段々好きになってきた」といった声まで、とにかく賛否の分かれるプレイヤーです。

DAY1はチップリーダーで終えたものの、3日目の最終日はショートでのスタートだったため開始からわりと早いうちに脱落、結局7位でフィニッシュしましたが、ライブチャットには「もうカブレルいないのになんでまだわざわざ配信見てるんだろう…」といったコメントまで上がるくらい、とにかく最後まで話題の中心でした。好き嫌いはわかれますが、ついつい注目してしまうプレイヤーであることは間違いありません。

イベント自体はアメリカのSeth Davies氏が制し、$4,752,551の賞金と自身初のブレスレットを手にしました。

りゅうたろう氏 $10k Razzで10位入賞

Event #50: $10,000 Razz Championship

りゅうたろう

昨年22歳という若さ(日本人最年少)でブレスレットを獲得した「りゅうたろう」こと鈴木龍太郎氏。741,000保持(Ave67万)でDAY2を終え、2つ目のブレスレットに大きな期待がかかりましたが、最終日はツキに恵まれずほぼポットを取れないまま10位でフィニッシュ。$24,112の賞金を獲得しました。

ご本人にとっては悔しい結果となったようですが、大学在学中にポーカーをはじめて卒業後たった1年でWSOPブレスレットを獲得したような才能の持ち主。もっとも今後が楽しみなプレイヤーの一人といっても過言ではないでしょう。大会はまだまだ続きますので、ぜひ頑張ってほしいです!

オンライントナメ不具合でキャンセル 対応に不満続出

Online Event #7: $250 Mystery Bounty

オンラインで開催されていたイベントの「$250ミステリーバウンティ」が、プレイヤーたちからセッション中にソフトウェアから強制的にログアウトされる問題が報告されたため、トーナメント自体が開催途中でキャンセルになりました。約60%のプレイヤーが不具合の影響を受け、その多くは多くは位置情報認証の問題が原因と伝えられています。

すでにイベントはDAY2まで進んでおり、ミステリーバウンティの最大賞金10万ドル含む複数のプレイヤーがバウンティを獲得していたものの、返金の有無やバウンティの扱いなど今後の対応についてまる2日間不透明な状況が続き、プレイヤーの間で大きな不安や憶測が生じました。

その後、主催者から今後の対応について、

  • 本イベントへの全ての投資額はプレイヤーの口座に返金される
  • バウンティまたは賞金を獲得したプレイヤーは獲得賞金を保持
  • 残りの賞金プールは、ゲームの公正性を守り競技精神を尊重する最も公平な形で分配
  • 追加補償として全員に$500分のトーナメントチケットを付与

という内容が、全1100名のプレイヤーに対しメールで送られました。なお、ゲームの公平性を守る最も公平な分配とは、すべてのバイインを返金という形で落ち着き、結果その時点で勝ち残っているプレイヤーの持ち点は考慮されませんでした。

この対応について、SNSでは

  • チップリーダーが気の毒すぎる
  • 敗退者と勝ち残っている人がどちらも同じ返金額なのはおかしい
  • ICM*からプライズプールを分配するのが最も公平なはずだ
  • せめてバウンティは無効にすべきでは
  • オンラインイベントの不具合に対しWSOPの対応がこんなに酷いなんて

といった不満の声が多く上がりました。怒りが収まらないプレイヤーの中には「もう二度とオンラインイベントには参加しない。$500チケットも使わない」といったコメントをしている人もいました。

* ICMとは
Independent Chip Modelの略で、トーナメント用のチップの「現金価値(=賞金期待値)」を表します。「プレイヤーの残り人数、それぞれのスタック量、プライズプールの構成などをもとに、誰がどのくらい賞金を取れそうか」を計算して、それぞれに現金換算した期待値を出します。

問題の背景

アメリカでは州ごとに合法/違法が分かれており、オンラインWSOPは「合法州のみプレイ許可」、国際版でも国ごとのライセンスに基づいて提供しているため、プレイヤーの位置情報を正確に確認する必要があります。

位置情報精度が極めてシビアで、加えてWi-Fiの不安定さ、モバイル回線の切り替え、VPNやIPアドレス変更の影響、法的要件に伴う過剰な精度要求など様々な要素が重なることで合法エリアにいるのに認証エラーになることがあり、「不正な場所からのアクセス」と誤判定され強制ログアウトされてしまうといった事態が発生します。

もちろん、ソフトウェアやプロバイダの障害もありますが、オンライントーナメントの問題はむしろ技術より法規制の壁の方高く、今後も大きな課題として立ちはだかるでしょう。

なぜ返金は一律分配なのか

Day2開始直後にスタック上位だったプレイヤーからは「期待賞金はICM計算なら1万ドルを超えていたはず」という声も上がるなど、非常に多くの不満を生んでいる「バイイン額の一律返金対応」ですが、WSOP側の判断理由としては、

  • 正確なICM計算が現実的に難しい
  • プレイヤー間で皆が納得するICM合意ラインを作るのが難しい
  • 返金と補償で統一した方が裁判リスクが低い
  • 過去の接続障害もエントリー返金一律補償で処理(=前例踏襲)

といったあたりが予想されます。今回の運営側の対応は、法務・運営リスク回避という点から言えば妥当ではありますが、今後オンライントーナメント運営に求められる改善策としてまた課題が積み上がった形となりました。

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