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毎年ラスベガスで開催される世界最大規模のポーカー大会「WSOP(World Series of Poker)」がいよいよ5月25日(日)から開幕します。本記事では「WSOP…なんとなく聞いたことはあるけど」という方へ、WSOPの歴史、特徴、賞金、近年の動向など初心者の方に向けて基礎的な点を解説します。
1970年にラスベガスのカジノ「ビニオンズ・ホースシュー」のオーナーであるベニー・ビニオンによって創設されました。今では数万人規模の参加を集めるWSOPですが、初回開催はわずか7名の招待選手によるキャッシュゲームとして行われました。なお翌1971年からは現在のスタイルに至るトーナメント形式が導入されました。
黎明期の勝者にはグレーのトロフィーが贈呈されていましたが、その後1976年からWSOPの象徴とも言えるゴールドブレスレットが贈られるようになりました。WSOPのブレスレットはポーカー界で最も権威ある賞の一つとされています。獲得するのは莫大な賞金だけでなく、一生の栄誉も同時に得ることができるのです。
2004年には、ハラーズ・エンターテインメント(現シーザーズ・エンターテインメント)がWSOPのブランドを取得し、会場はリオ・オールスイート・ホテル&カジノに移動。古き良き時代から高度成長期を経て、昨年2024年にはGGPokerを運営するNSUSグループがWSOPブランドを5億ドルで買収し、今またあらたな時代の幕開けを迎えています。
1970年に始まったWSOPは2025年大会で第56回目を迎えます。年々規模が拡大していくWSOP、どんなドラマが繰り広げられるのか今年も目が離せません。
WSOPは1ヶ月半以上かけて行われる長い大会で、2025年大会は5月25日から7月16日までの47日間にわたって行われます。最中も多種目のトーナメントが行われ、2025年大会は100のイベントがエントリを募っています。
つまり「WSOPの優勝者」というのは種目の数だけいることになるのですが、中でも最も注目されるのが「メインイベント」のノーリミットホールデム。優勝賞金はなんと1000万ドル、1ドルが150円だとして15億円…途方もない額ですね。ただしバイイン(参加費)も1万ドル!となかなかに気合の要る額ですが、それでも昨年2024年第55回の参加者はメインイベントだけでも1万人超。その全員が1万ドルを払って参加しているということになります。まさに頂上決戦の名に相応しいトーナメントです。
多くのイベントが複数日に渡って開催されますが、メインイベントは参加者数も多いため実施期間も長く、2025年大会は7月2日から16日までの15日間に渡る日程が組まれています。体力、精神力いずれも消耗するまさに心身ともにタフな戦いです。
それだけでも気の遠くなりそうな話ですが、メインイベントの他にもバイイン5万ドルや10万ドル、さらには25万ドル(←優勝賞金ではありません。あくまでも参加費!)なんてのもあったり、とにかくもう、とんでもない規模の大会であることが伺えます。
参加費25万ドルのスーパーハイローラーノーリミットホールデムは、2回までリエントリ可能だそうです…
イベントは高額な参加費のものだけでなく、300ドルや500ドルのものもあります。種目もホールデムのほかオマハ、セブンスタッド等々、またシニア限定や女性限定、タッグ戦、ミックスゲーム、バウンティイベントなど様々なものがあり、アマチュアからプロまで世界中のプレイヤーが集うまさに世界最大の祭典となっています。
メインイベントは名誉・歴史・賞金の三拍子が揃ったまさに「世界一を決める戦い」の一方で、サイドイベントは「様々なタイプのプレイヤーに開かれた競技の祭典」で、より多くのプレイヤーに成功のチャンスを提供しています。
ポーカーは高度な戦略が要求されるゲームのため、長くやれば強い人がトータルで勝つ(多くの利益を獲得する)確率が高いゲームです。しかしWSOPはトーナメント形式というスタイルから、必ずしも有名プロや実績のあるプレイヤーが勝ち上がるとは限らないのが夢があるところ。もちろん下手では論外ですが、上手ければ優勝できるわけではないため、過去の優勝者やファイナリストの多くが数々の実績あるプレイヤーを破って勝ち上がっています。
もちろん、夢への到達を目指すプレイヤーは日本人も例外ではありません。日本人プレイヤーの過去最高位は昨年度2024年大会21位入賞の長見恭輔さん。当時でポーカー歴6年、前月までサラリーマンをしていたとのこと。ちなみに賞金は21位でも5000万円以上!!!WSOPメインイベントでの入賞がいかにとんでもなくすごいことか実感できますね。
熱戦は5月25日から、メインイベントは7月2日から開催します。毎年多くの有名人も参加し、YoutubeやSNSで随時情報をあげていたりしますので、ぜひ注目してみてください!
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