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カジノで遊ぶ際に重要なポイントの一つが「ハウスエッジ(控除率)」です。本記事では、ハウスエッジ(控除率)って何?という方から、聞いたことはあるけどよくわからないという方まで、ハウスエッジの意味からカジノの代表的なゲームごとのハウスエッジを詳しく解説します。
エッジ(edge)とは、有利な点、という意味。アドバンテージ(advantage)と同じ意味です。ハウスとはカジノのことなので、つまりハウスエッジとはカジノがプレイヤーに対して持つ理論上の優位性を示す割合のことを指します。日本語では控除率(こうじょりつ)と呼ばれています。
例えば、ハウスエッジが5%のゲームでは、100ドル賭けるごとに5ドルがカジノの理論的な利益となるのです。
なおこの「〇〇ドル賭けるごと〇〇ドルがカジノの利益になる」という原理は、ルーレットが非常にわかりやすいです。こちら↓に詳細がありますのでぜひ併せてお読みください。
カジノのエッジの割合は、じつはカジノゲームごとに違います。つまり、カジノゲームには「比較的勝ちやすいゲームと、逆に負けやすいゲームがある」ということ。さらにはプレイヤー側の戦略によってハウスエッジが変化するゲームもあります。これは知らないわけにはいきませんね。
というわけで、ハウスエッジが高いゲームと、逆に低いゲームを見ていきましょう。
カジノゲーム | ハウスエッジ | 概要 |
---|---|---|
大小 (ダブル/トリプル、特定の合計) | 〜33.3% | 率は国やハウスルールによって異なるが最もハウスエッジが高いゲームの一つ |
クラップス (ANY 7) | 16.67% | クラップスで最もハウスエッジが高いベット |
バカラ (タイベット) | 約14.36% | オプションベットは全般的にハウスエッジが高い |
クラップス (その他高配当エリア) | 〜約11.11% | とくにビッグ6&8は絶対に置いてはいけない |
ルーレット (アメリカン) | 5.26% | 00がないヨーロピアンルーレットより不利 |
カジノゲーム | ハウスエッジ | 概要 |
---|---|---|
クラップス (オッズベット) | 0% | 唯一のハウスエッジ0%ベット(ただし単体ではかけられず他のベットと組み合わせる必要あり) |
ブラックジャック (ベーシックストラテジー) | 約0.5% | 最適戦略を使えばハウスとかなり対等に近くなれるゲーム |
バカラ (バンカーベット) | 約1.06% | ただし5%のコミッションを取られる |
バカラ (プレイヤーベット) | 約1.24% | コミッションがない分バンカーより若干不利 |
クラップス (パス/ドントパス ) | 約1.41% | オッズベットとの組み合わせで全体値をもっと下げられる |
ルーレット (ヨーロピアン) | 約2.7% | 00があるアメリカンルーレットより有利 |
大小 (大または小) | 約2.78% | 大または小以外の場所はハウスエッジが高くなる |
ハウスベットが高いカジノゲームには、おおまかに言って
・比較的初心者向け
・配当倍率が高い
という共通点があります。ルールをあまり知らなくても遊べるゲームや、配当が何十倍といったベットが多い。簡単に置けて夢を見られるこうしたゲームやベットエリアは、旅行に来た記念にちょっと遊んでみよう、といった次回来訪の可能性が低い観光客から多く回収するようになっています。
逆に、ハウスエッジが低いゲームは、バカラやクラップスのようにルールがわからないと楽しめないゲーム。とくにカジノゲーム唯一の「ハウスエッジ0」を誇るクラップスのオッズベットには、賭け枠すら存在しないため、ゲームのことを知らないとそんな賭け方があることすらわかりません。バカラやクラップスを楽しむ方は、何度も足を運んでくれるカジノ常連層が中心のため、一回あたりの遊戯から回収する分は低く抑えられているのです。
ハウスエッジが低いバカラやクラップスも、ベットエリアによってはハウスエッジが高いゲームにもかなりランクインしていることに注目してください。バカラのタイベットやクラップスのゾロ目などは、ルールを知らなくても賭けやすく配当倍率も高い。通りすがりの「ちょっと遊んでみよう」という方が賭けやすいので、やはりハウスエッジが高くなっています。
またルーレットには「アメリカン」と「ヨーロピアン」があり、ハウスエッジが倍近く違います。この二つの見分け方はとても簡単で、「0」が一つしかなければヨーロピアンルーレット、「0」のちょうど真反対側に「00」もあればアメリカンルーレットです。1~36の数字に加えて「0」が一つしかないヨーロピアンルーレットと比べ、アメリカンルーレットにはさらに「00」がある分、特定の数字が当たる確率がヨーロピアンが1/37であるのに対しアメリカンは1/38。にもかかわらず、配当はどちらも同じのため、当たる確率が低いアメリカンルーレットのほうがハウスエッジが高くなってしまうのです。
例えば、大小の特定のゾロ目は、当たると配当がなんと180倍(国と地域によっては150倍)、1万円が180万円(or 150万円)になって返ってくる。なんだかものすごく夢がある感じがしませんか。
しかし、大小(サイコロ3つ)で特定のゾロ目が出る確率は1/216。つまり、カジノとプレイヤーが対等なルールだったら216万円になって返ってこないといけないのです。なのに多くても180万円、国や地域によっては150万円しか返ってこない。だけどつい180倍とか150倍という夢のような数字にとらわれてしまう。
大小を遊ぶなら、出現率が低くハウスエッジの高いゾロ目よりも、等倍しかもらえないけどハウスエッジが低い「大か小」で地道に遊ぶ方が賢明なのです。でも、つい置きたくなっちゃうんですよねいろんな場所に。カジノのレイアウトは、デザインも「つい置きたくなってしまう」ように設計されているので…。
顕著なのはブラックジャックです。ブラックジャックは、ただの運ゲームではなくプレイヤーが追加カードを引くか引かないか選択できるため、戦略によってハウスエッジが変わってきます。ブラックジャックは、確率に基づいた基本戦略(ベーシックストラテジー)に沿ってプレイするとハウスエッジを1%以下にまで抑えることができ、かなりハウスと対等に近いルールで遊ぶことができます。無駄に負けたくない方はベーシックストラテジーを活用しない手はありません。カジノへ行く前にぜひチェックしておいてください。
ここまでの話だと、カジノで遊ぶ際は「ハウスエッジの低いゲームを選び、基本戦略に沿ってプレイする」のが最も賢明ということになります。
しかし、あらゆるゲーミングでハウスエッジに対抗しようとすると、どうしてもプレイが「作業」になってしまう。もしかしたらゾロ目が来て大当たりかも!なんてワクワク感もなく、次はいいカードが引ける!なんて予感がしてもベーシックストラテジーに沿ってステイ。ずっとそんなプレイを続けていると、なんのために遊びにきたのかわからないというか、やはりある程度は夢を見たり第六感に従ってみたりするのも楽しいものですので。
何よりも留意すべき点は、どんなにハウスエッジの低いゲームと戦略を選んだところでハウスエッジがマイナスになることはない、ということ。クラップスもハウスエッジが0なのはあくまでもオッズベットの箇所だけで、ベット全体では結局ハウスエッジがかかっています。つまり、どう頑張ってもハウスエッジを打ち負かすことはできず、どのゲームも長期的にプレイすれば必ずお店が勝ちます。
ハウスエッジを把握した上で敢えての勝負や遊びに出るのと、知らずにぼったくられるのは全然違います。とくにクラップスの「ビッグ6・ビッグ8」はその典型例。ほぼ同じ内容でハウスエッジが遥かに低いベットエリアが存在するのに、それを知らずここにベットしてしまうのは完全に「知らないがゆえにぼられている」だけの状態になってしまいます。そんなことにならないよう、バンクロール(軍資金)管理のためにもハウスエッジのことをある程度知っておくのはとても大切です。
カジノはやはり、勝っても負けても「楽しかった」と思える遊び方が理想。まずはゲームごとのハウスエッジを理解し、その上でご自身にあったプレイスタイルを模索してみてください。
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