03-4500-2225
営業時間:10:00~19:00(平日)
03-4500-2225
営業時間:10:00~19:00(平日)
クラップスの遊び方シリーズ第9回目です。
最初から読む↓
前回、前々回ではパスライン/カムの真逆に賭ける「ドントパス」「ドントカム」について説明しましたが、ポイントを選んで真逆に賭けられるベットをまだご紹介していませんでした。
真逆シリーズ最終回の今回は、ポイントを選んで賭けられる「レイベット」をご紹介します。
なおこのレイベットも、真逆シリーズ「ドントパス(連載第7回)」&「ドントカム(連載第8回)」に加えて、クラップス連載第5回の「バイベット」の内容をしっかり理解できていれば新しく覚えることはほぼありません。前回、前々回の内容プラス第5回の内容が曖昧な方はまずそちらをしっかり理解してからお進みください。
レイベットはバイベットの逆となります。
カムベットとバイベットの違いは、ポイントの数字を選べるか選べないかの違いでしたね。こちらもやはり、ドントカムベットとの違いはポイントを選べるか選べないかという点となります。
おさらいすると、バイベットは
任意の数字を選んでベットし、その数字が7よりも先に出れば配当
でしたね。レイベットはその逆なので
任意の数字を選んでベットし、その数字よりも先に7が出れば配当
となります。バイベット同様、配当はダイスの出現率通りで、その代わり5%の手数料が徴収されます。手数料についてはここだけあらたな注意点があるので後述します。
バイベット同様、レイベットも自分で直接数字の枠に置くことはできません。ディーラーに置いてもらいます。賭けたい額のチップを渡しバイしたい数字を伝えましょう。なおレイベットもバイベット同様、取り下げや増減は自由です。
レイベットもバイベット同様5%の手数料がかかりますが、基本的に「前払い」です。ディーラーにベットを渡すときに5%の手数料も一緒に渡します。手数料は、ベットを取り下げるときには返してもらえますが、負けたときには戻ってきません。
レイベットの配当は、手数料がかかる点以外ドントパス/ドントカムへのオッズベットとほぼ同じです。
ポイントの数字 | レイベットへの配当率(*別途手数料が必要) |
---|---|
4 | 1/2倍 |
5 | 2/3倍 |
6 | 5/6倍 |
8 | 5/6倍 |
9 | 2/3倍 |
10 | 1/2倍 |
こちらもやはり、ドントパス/ドントカムのオッズベット同様「賭けた額より少ない額しか返ってこない」という心理的障害がありますが、配当は出現率通りです。ただし5%の手数料が徴収されるので、その分がハウスエッジとなります。
ここだけちょっと新しい情報になります。
レイベットは、配当に対して5%の手数料が徴収されます。そして、クラップスでは1ドル以下のチップを扱いません。
ということは、配当の5%が最小でも1ドルとなる額を賭けなければいけません。
つまり、配当が20ドルになる額がミニマムベットとなります。
配当が$20になるにはいくら賭けないといけないか
ポイントの数字 | 配当倍率 | ミニマムベット |
---|---|---|
4 | $2に対して$1の配当 | $40 |
5 | $3に対して$2の配当 | $30 |
6 | $6に対して$5の配当 | $24 |
8 | $6に対して$5の配当 | $24 |
9 | $3に対して$2の配当 | $30 |
10 | $2に対して$1の配当 | $40 |
4と10は、ベット額の半分配当がつきます。つまり配当が$20になるためには$40賭ける必要があります。
5と9は、ベット額の2/3配当がつきます。つまり配当が$20になるためには$30賭ける必要があります。
6と8は、ベット額の5/6配当がつきます。つまり配当が$20になるためには$24賭ける必要があります。
配当が$20以下になる額しかベットしない場合でも手数料は最低でも$1取られます。つまり手数料は5%よりも高くなってしまいます。つまりレイベットに手数料5%以上払わないためには、ポイント4と10は1ユニット$40単位、5と9は$30、6と8は$24という単位で賭けることになります。
こちらもバイベットの流れとほとんど同じなのですが、やはり一点だけ違いがあります。
セブンアウトではなく、場の共通ポイント(パスラインのポイント)が出てカムアウトロールへ戻った場合に起こることがバイベットと違います。
バイベットは、カムアウトロールの間は「OFF(無効の状態)」でした。
しかし、レイベットはカムアウトロールの間も常に「ON(有効な状態)」なのです。
7が出れば配当がつくし、レイしている数字が出れば没収されます。ただしレイベットは取り下げ増減は自由なので、取り下げることはできます。その場合手数料を先払いしていたのであれば手数料は返してもらえます。
ドントパスのカムアウトロールやドントカムの第一投目はこの「真逆側勢」にとって不利な戦い。ドントパスのカムアウトロールおよびドントカムの第一投目にとって勝ちは「2と3」しかなく、その出目はたったの3通り。対して負けの「7と11」は8通りもある。レイベットはこの不利な戦い経ずに、勝率の高いポイントロールだけで戦うことができます。
ドントカムベットは数字を選ぶことができません。ダイスがロールした目がポイントとなります。ここであらためてこの表をおさらいしましょう。
レイベットは、ポイントの数字より先に7が出れば勝ちです。ということは、4や10は6や8より勝つ確率が高いのに、ドントカムはどの数字がポイントになるかはダイス次第。しかも、一回その数字が出ただけでは枠に移動するだけで、配当をもらうにはもう一回同じ数字が出ないといけない。ところがバイベットなら、任意の数字を選ぶことができて、初回のロールから配当がもらえます。
ドントパス/ドントカムのオッズベット同様、ダイスの出現率通りに配当される=ベット額より配当のほうが少なくなります。負けた時は満額回収されるのに、当たってもベットした額より少ない額しか返ってこないのがなんとなく損した気分になります。ただしこれはあくまでも「気のせい」でしかなく、配当が少ないぶん勝率が高いので、実際は損も得もしていません。
どのポイントの数字よりも7のほうが出る確率は高いので単純に勝つ確率だけでいったらレイベットは勝率が高いのですが、手数料の都合上ミニマムベットが大きいところがかなりネックになります。
今回をもちまして、基本の賭け方はほぼすべてマスターしました!
いえ、実際賭け枠自体はまだいろいろ残っているのですが、ここまでの内容以外は正直「あまり賭けない方が良い」枠なので、実際知らなくてもいいくらいでして、つきましては最後に回させていただきました。
しかし当サイトは「(自称)日本一詳細なクラップルール解説」を目指していますので、賭ける賭けないにかかわらずきっちり解説して行きたいと思います。というわけでこの連載ももうしばらく続きますが、ぜひお付き合いください。
なお、残りの賭け枠はこれまでのような複雑なルールは一切なく、極めて簡単です。その分つい賭けたくなってしまうので危険なのですが、なぜあまり賭けない方がいいかも含めて知っておいていただければと思います。
あわせて読みたい