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クラップスの遊び方シリーズ第5回目です。
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前回と前々回で、ポイントロールでの当たり目を増やす「カムベット」「プレイスベット」をご紹介しましたが、実は当たり目を増やす方法はまだあるんです。
え、まだあるの…と思われたかもしれませんが、実はこれが「プレイスベットとセットで必ず知っておきたいベット」なので、ぜひ覚えていってください!
バイ(Buy)ベットは、実は目的はプレイスベットとまったく同じです。4〜10のポイントの数字の中から任意の数字を選んで賭けることで、ポイントロールでの自分だけの当たり目を増やすことができます。プレイスベット同様、その数字が7より先に出れば配当、7が先に出てしまうと没収となります。
このように、概ねはプレイスベットと同じなのですが、配当のしくみが異なります。
プレイスベットの配当はダイスの出現率より低いですが、バイベットはオッズベットと同様ダイスの出現率通りの倍率で配当がつきます。その代わり、ベットに対し5%の手数料が徴収されます。プレイスベットはダイスの出現率より低い配当分がハウスエッジ(カジノの儲け分)でしたが、バイベットではこの5%の手数料がハウスエッジとなります。
プレイスベット同様、バイベットも自分で直接数字の枠に置くことはできません。ディーラーに置いてもらいます。賭けたい額のチップを渡しバイしたい数字を伝えましょう。
なおプレイスベット同様、バイベットも取り下げや増減は自由です。そろそろ7が出そうだな、と思ったら取り下げたり額を減らしたりと調整することができます。
バイベットは、5%の手数料が徴収されます。そして、クラップスでは1ドル以下のチップを扱いません。
ということは、ベットの5%が最小でも1ドルとなる額を賭けなければいけません。
つまり、実質20ドルがミニマムベットとなります。
20ドルごとに1ドルが徴収されるので、20ドル以上賭ける額も基本20ドル単位で賭けることになります。そうでなくてもいいのですが、20ドル以下のベットは最低でも1ドルの手数料がかかるとなると、5%よりはるかに高い手数料を払うことになってしまうので、損をしないためには20ドル単位で賭けた方がいいです。
カジノによっては、バイベットの手数料は「25ドルまでは1ドルでいい」とか、なんなら「39ドルまでは1ドルでいい」みたいなプレイヤーにとって極めてお得な切り捨て方式をとっているところもあります。これは「是非利用すべき」ルールなので確認すると良いでしょう。
5%の手数料ですが、「先払い」か「後払い」か、カジノによって異なります。そしてこの先払いか後払いかは、プレイヤーの有利不利や戦術にかなり大きな違いをもたらします。
まず、手数料先払いのカジノの場合は、ディーラーにバイベットを渡すときに一緒に賭け額の5%も渡します。
後払いの場合は、配当時に5%分を払うか、あるいは配当から5%引かれた額が返されます。
あれ、じゃあ、7が先にでてしまって配当がないままベット没収となった場合、先払いした手数料は返ってくるのですか?
これがなぜか返ってきません。つまり、手数料先払いのカジノのほうがプレイヤーにとって損なのです。
ただしバイベットを取り下げや減額した場合は、先払いした手数料は返してもらえます。
プレイスベットと、バイベットの配当を比較してみましょう。
いずれも60ドルを賭けた場合の配当額はどうなるでしょうか。*バイベットの配当は手数料を差し引いた額
ポイントの数字 | バイベット | プレイスベット |
---|---|---|
4 | $117配当 | $108配当 |
5 | $87配当 | $84配当 |
6 | $69配当 | $70配当 |
8 | $69配当 | $70配当 |
9 | $87配当 | $84配当 |
10 | $117配当 | $108配当 |
あれ、手数料を引かれてもバイベットのほうが配当が多い?
そうなんです。実はポイント6と8以外はプレイスベットよりバイベットのほうが実質配当が多いのです。
ただし手数料先払い方式のカジノであれば、5や9はプレイスベットのほうがトータルの控除率の点では良いです。なぜなら7が出てしまったらバイベットが失うの60ドルではなく63ドルだからです(60ドルを賭けるときに先に3ドル渡しているので)。5と9は手数料先払いならプレイスベット、後払いならバイベットです。
そして、6と8は手数料の先後に関わらず常にプレイスベットの方が割が良い。
まとめると
4と10はバイベット |
5と9はルールによる |
6と8はプレイスベット |
とざっくり覚えておいてください。
ただしバイベットの難点として、ミニマムベットが実質20ドルとやや高額なところがあります。一箇所5〜6ドル程度のベットで遊びたいのであれば、プレイスだけするか、あるいはパスラインだけで遊ぶのでも十分良いでしょう。
バイベットを置いてからのゲームの流れは、ほとんどプレイスベットと同じです。
プレイスした数字が7より先に出たら配当がつきます。なお手数料後払い方式の場合、手元に細かいチップがあるのであれば手数料ぶんを払って配当はオッズ通りもらうとスマートです。
例えば、ポイント4に20ドルをバイベットしていた場合、当たったら手数料が1ドルかかります。配当は40ドルですが、そこから差し引いて39ドルもらう代わりに手元から1ドルを渡して40ドルもらうといった形です。(なければもちろん手数料を差し引いた額を配当してもらうのでOK)
そしてバイベットもプレイスベット同様、受け取るのは配当だけにし元のベットは置きっぱなしでバイベットを継続することもできます。バイベットを継続するなら、またベット額の5%分をディーラーに渡す(手数料先払い方式の場合)必要があります。プレス(賭け増し)する場合も同様です。
なお、7が出たらすべて没収(セブンアウト)なのはこれまでの他のベットと同じです。
セブンアウトではなく、場の共通ポイント(パスラインのポイント)が出てカムアウトロールへ戻った場合に起こることもプレイスベットとほぼ同じです。
プレイスベット同様、没収されるのはあくまでも7が出たときだけなので、そのまま置かれた状態でカムアウトロールへ戻り、その間ベットはOFFの状態になります。
任意でその数字をONにできるのもプレイスベットと同じです。カムアウトロール中でも「その数字が出たら配当、7が出たら没収」のルールが適用されます。
バイベットを置いたままの数字が次の「パスラインの共通ポイント」になった場合はどうするのがいいでしょうか。
パスラインにもベットしている場合、パスラインのベットもバイベットもどちらも同じ数字にダブってベットしていることになります。この場合もプレイスベットのときと同様、やはり得な方に寄せたほうがいいですね。
得なのは当然ハウスエッジゼロのオッズベットなので、バイベットは取り下げてパスラインのオッズを増やしたほうがいい。取り下げるなら手数料は(先払いしていた場合)返却されます。
または取り下げではなく、他のポイントに移動するのもOKです。
バイベットを置いている数字にカムベットが移動してきた場合もやはり「より得なベットに移す」ほうがいいので、バイに置いてあるベットはカムから移動してきたベットへのオッズにするケースが多いでしょう。バイしていたベットをオッズに切り替える場合も、先払いしていた手数料はやはり返してもらえます。
あるいはもちろん他のポイントに移動してもいいです。
どちらも「好きな数字を当たり目にできる」プレイスベットとバイベットですが、それぞれの違いを知ると「これは知らないわけにはいかない!」というのがよくわかったのではないでしょうか。
クラップスは細かいことまで知らなくても十分遊べるのですが、「知っていると得をする、知らないと損をする」ルールが随所にあって、それがまた玄人好みの楽しいところでもあります。
さて、すでに連載5回目のクラップスですが、実は…まだまだルールがあります。
その全部を知らなくても本当にまったく問題はないのですが、このように「知っていた方が楽しい!」というポイントが随所にあるので、少しずつ覚えていって、ぜひクラップスをフルで満喫してください!
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