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クラップスの遊び方 3 カムベットとは 当たり目を増やす楽しい「カムベット」を覚えよう!

クラップスの遊び方3 カムベット

「クラップスの遊び方」シリーズ第3回です。前回記事はこちらから

前回は、クラップスの醍醐味である「オッズベット」をご紹介しました。次は、せっかくオッズベットをマスターしたので、それをさらに活かすことができる「カムベット」を覚えましょう。

目次

カムベットを知っておきたい理由

カムベットの枠
カムベットを置く場所

初回でマスターしたパスラインベットだけ知っていればクラップスは十分遊べるし、そこに前回覚えたオッズベットがあればさらに良いです。

ただ、ポイントロールでの当たり数字はひとつのみ。つまりポイントor7以外の数字が出ると何も起きないという、ちょっと退屈な状態とも言えます。

ダイスは、ポイントまたは7のいずれかが出るまでず何度もずっと振られるのです。そのどちらもなかなか出なかったら、何も起きない時間がずっと続いてしまいます。せっかくならその間、他の数字が出たときも楽しめるようにしたいではないですか!

そこで、カムベットの登場です。

カムベットとは

カムベットとは簡単に言うと「ポイントロールから賭けられるパスラインベットのようなもの」です。

パスラインベットは、第1ステージのカムアウトロールでしか置くことができません。ひとたび第2ステージのポイントロールに移行すると、再度カムアウトロールに戻るまで新たなパスラインベットを置くことはできないのです。ホットなシューター(7を出さずにずっとダイスを振り続けている)だと、途中からテーブルに着いたプレイヤーは次のカムアウトロールまでずっと参加できなくなってしまいます。

カムベット

そんなときは、パスラインの代わりに、「カム(COME)」という枠にベットすることができます。カムに置かれたベットにはカムアウトロールのパスラインと同じルールが適用されます。つまり、7 or 11が来たら勝ち2 or 3 or 12が来たら負けです。

では4〜10はどうなるかというと、「このカムベットだけのポイント(当たり目)」になります。

仮に、8が出たとします。するとカムに置かれたベットは8の枠に移動されます。移動はディーラーが行うので、ベットには触らないでください。

8に移動するカムベット

あとはパスラインベットとまったく同じです。8の枠に移動したカムベットは「7よりも先に8が出れば勝ち、7が出たら負け」です。配当もまったく同じです。

カムベットにもオッズベットができる

そしてカムベットにもオッズを賭けることができます。こちらも配当率はパスラインのときと同じで、オッズベットの控除率はゼロです。

一点違うのは、パスラインの場合オッズは自分で手前に置きましたが、カムベットへはオッズも一緒にポイントの枠内に置くので、ディーラーにチップを渡して置いてもらいます

オッズ オン 8
オッズは少しずらして重ねて置かれます

なお、オッズの額についての注意点はパスラインベットへのオッズと同じで、

ポイントが5と9の場合、オッズベットは偶数の額を賭ける
ポイントが6と8の場合、オッズベットは5の倍数の額を賭ける

です。未読の方はこちらを参照

カムベットは何度でも賭けられる

パスラインベットはカムアウトロールでしか置けませんが、逆にカムベットはポイントロールでしか置けません。

そしてポイントロールの最中なら、カムベットは何度でも置くことができます

パスラインのベットは、ポイントの数字が出るか7が出るかしなければ何も変化しません。しかしカムベットは

7か11勝ち(配当)
2か3か12負け(没収)
それ以外の数字ポイントの枠に移動

と毎回何かしらの動きがあります。7か11が出て配当をもらったら一旦手元に戻しますし、2か3か12が出たら没収なので当然なくなります。ポイントの数字がでたら移動するのでやはり枠からいなくなります。

このように、カムベットは毎回一旦クリアになり、次のベットを置くも置かないも自由です。

Tips

11が出たときディーラーはカムの配当を横につけるだけで手元まで運んではこないのでそれをそのまま置き続けても構いませんが、それは「一旦下げてまた新たなカムベットをしている」のと同じことになります。

7が出た場合は一旦カムアウトロールに戻るので、ディーラーは配当とベットの両方をプレイヤーに戻します。(カムアウトロールではカムにベットできないので)

カムベットで自分だけのポイントの数字を増やす

「カムベットは途中(ポイントロール)から来た人でも参加できるパスラインのようなもの」と説明しましたが、最初(カムアウトロール)から参加している人もベットできます。

カムアウトロールから参加している人たちにとっては共通のポイントの数字(=当たり目)がありますが、これはポイントロールから参加した人にとっては関係のない数字で、その代わりにカムベットで移動した数字がそのプレイヤーだけのポイントの数字となります。

ではカムアウトロールから参加している人がカムベットに置いたらどうなるかというと、単純にポイントの数字(=当たり目)が増えることになります。

カムアウトロールで決まったポイントが4だとしましょう。次にポイントロールでカムに置いて8が出たとします。するとこの人にとっては、4と8の両方がポイントの数字になるのです。つまり「4 か 8」が「7」よりも先に出れば配当がもらえます。

ポイント4  カム8
パスラインのポイントには「ON」が置かれています

次もまたカムに新たなベットを置いて5が出たとします。すると次からは「7」よりも先に「4 か 5 か 8」が出れば勝ちとなります。

ポイント4 カム5と8
当たりの数が3つに増えました

なんだか楽しくなってきましたね。7よりも先に4を出すとなると勝ち目が半分しかない(6/36 vs 3/36)ですが、4か5か8のどれかが出ればよいとなれば 6/36 vs 12/36 の勝負になります。4〜10のポイントすべてを埋めたら24/36が当たり目になります。ようやく当たりそうな気がしてきました。

なお、カムのポイントがどれだけ増えても、場の共通ポイントはカムアウトロールで決まった数字(ここでは4)だけです。つまりダイスは7または4のどちらかが出るまで何度でも振るのです。

仮にそのどちらよりも先にに8が出たとしたら、8の枠内にあるカムから移動してきたベットには配当がついて一旦プレイヤーに戻され、8の枠は一旦空になります。そのとき同時にカムにもベットしていたら、再度そのカムベットが8の枠へ移動され、次に8が出たらまた配当がもらえるのです。

つまり、7が出ない限りは延々ずっと配当がもらえるということになります。(ただし2か3か12が出たときはカムのベットだけは没収

当たると配当がもらえますが、もしかしたら手元まで渡してもらえず「カム」の枠に置かれるだけ(ただポイント枠の外に出しただけみたいな感じ)になるかもしれません。その場合、ご自身で回収しないとそのまま次のカムに賭けていることになりますので気をつけましょう。

7が出たらどうなるか

しかしここで7が出ると、ポイントの枠を埋めていたベットは一気にすべて没収となります。もちろんパスラインにも置いていたらそれも全部没収です。ただしカムに置いたベットにだけは等倍の配当がつきます。

セブンアウト
この後再びカムアウトロールに戻ります

せっかく当たり目の数字をコツコツと増やしたのに一度も当たることなく全部没収されてしまうとなかなか切ないものですが、逆に7を出さないままずっとポイントの目が出続けたときはテーブル全体が最高に盛り上がります。この「皆でワイワイ楽しめる」点こそが、特に北米で愛される理由かもしれません。

7が出てポイントロールが終了することを「セブンアウト(Seven Out)」といいます。

共通のポイントの数字が出た場合

ここまで「カムのポイント(ここでは8)が出た場合」と「7が出た場合」についてお話ししましたが、では「場の共通のポイント(ここでは4)」が出た場合はどうなるでしょうか。

パスラインのベットは当たりなので配当がつきます。そして4は共通ポイントとしての役目を終えるので、ポイントロールが終了してカムアウトロールに戻ります。カムアウトロールで、新たな場のポイントを決め直すことになります。

ではこのとき、カムから移動したポイント(ここでは5と8)に置かれたベットたちはどうなるのでしょう?没収されてしまうのでしょうか?

いいえ、この数字たちが負けになるのは、あくまでも先に7が出たときだけ。つまり7以外の数字がでても没収はないのです。引き続きそこに置かれたままになります。

では、この状態でカムアウトロールを行った場合、このベットたちはどのような扱いになるのでしょうか?

実はこのときだけちょっとややこしいのですが、このようになります。

カムアウトロールでのポイントに移動したカムベットたちとそのオッズベット
場の共通ポイントは未定なのでパックがOFF

パックのOFFは「いまはカムアウトロールです」という状態を表します。カムアウトロールの最中、ポイント枠の中のカムから移動してきた下のベットはON(有効)上に重ねたオッズベットはOFF(無効)となります。これはONのベットは通常ルールが継続されて、OFFのベットには何も起きない(勝ちも負けもない)という状態です。この状況下では、出た目によって下表のようになります。

7パスラインベットに配当がつき、5と8のベットは下のベット(ONの状態)だけ没収されて、オッズベット(OFFの状態)は没収されずそのままプレイヤーに戻される
11パスラインベットに配当がつき、5と8のベットは下(ON)/上(OFF)ともに変化なし
2か3か12パスラインベットは没収、5と8のベットは下(ON)/上(OFF)ともに変化なし
5または8下のベット(ONの状態)だけ等倍配当がつき、オッズベット(OFFの状態)は配当なしでそのままプレイヤーに戻される
それ以外の数字その数字がポイントの数字になり、ポイントロールへ移行する
(どのベットも配当も没収もなし)

少々複雑ですが、これは全部ディーラーがやってくれるので、特に覚えてなくても問題はないのでご安心ください。まったく知らないと「…なんで今こうなったんだろう?」思うかもしれないので、なんとなくでも「そういえばそんな話あったな」と頭の片隅に置いておいていただければ大丈夫です。

が、一応、このようになる理由だけお伝えだけしておくと、以下の2点が根拠となります。

1. カムベットはキャンセル不可

パスラインベット同様、カムベットも一旦ポイントが確定したら取り下げることができないのがルールです。必ず「勝つか、セブンアウトで没収か」のいずれかで終わります。この場合はまだそのどちらも起きていないので、勝負は継続中となり「その数字が出たら勝ち、7が出たら負け」というルールが有効となっています。下に置かれたベットは当たれば等倍の配当がもらえるし、7が出たら没収となります。

2. カムアウトロールではオッズベットができない

前記事のオッズベットの説明回で「オッズが賭けられるのはポイントロールだけ」とあったたように、カムアウトロール中はオッズを賭けることができない、これはパスラインでもカムでも同じです。つまり、実質いったん取り下げているのと同じ状態になります。そのため、カムアウトロールの最中は上に置かれたオッズには当たっても配当がつかないし、外れても回収されないのです。

カムベットの良いところ

これまで紹介した「ハウスエッジがゼロ」「当たり目を増やせる」など、カムベットの良いところはいろいろあるのですが、もうひとつに「カムアウトロールの利点を毎回利用できる」というのがあります。

前回の記事でもお伝えした通り、結局プレイヤーにとっては「カムアウトロール」が一番勝率が高いのです。そのカムアウトロールと同じ条件のベットを毎回できるのは利点と言えます。

さらにポジティブな見方をすれば、ポイントロール中の7=全没収の中で、カムベットだけは配当がつくので、ちょっとした保険にもなると言えなくもない。ポイントに移動したらそれはそれで(一旦数学的確率には目を伏せて)「当たり目が増えた!」と喜ぶこともできます。カムベットは、とにかく2か3か12さえ出なければ配当または楽しみのどちらかは増えるので、賭けた額相応の気分的費用対効果は高いのではないでしょうか。

カムベットの難点

まずカムベットは都度クリアになる分、当たり目を増やすには毎回ベットし続けなければいけないので結構チップを消費します。

消費といっても無くなったわけではなく、「収穫に備えた種を蒔いている」ような状態ではあるのですが、結局ひとつも当たらずに7がでて全回収、なんてことも当然あります。せっせと蒔いて肥料(オッズベット)もあげた種が収穫できないまま根こそぎ刈り取られてしまう。これはなかなかにダメージが大きいので、そういうこともあると常に心に留めておきましょう。結局のところ、一番出る確率が高い数字は「7」なのです。

ダイス2つの出目36種類
クラップスを遊ぶ時は常に心にこの図を

カムベットは簡単!

カムベットは細かい点基本ほとんどパスラインベットと同じなので、初回と第二回目をマスターしたら新しく覚えることはあまりなく、すぐに実践できます。途中少々ややこしく感じる点もあったかもしれませんが知らなくてもまったく問題ないですし、ハウスエッジの点でも悪くないので知っておいて損はないベットです。

カムベットは当たりが出続けたときは最高に楽しいです。バンクロール(軍資金)に余裕があればぜひカムベットにも挑戦してみてください。

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