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クラップスの遊び方シリーズ第10回目です。
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ここまで9回にわたってお届けしてきたクラップスの遊び方シリーズは、前回までで基本の賭け方は網羅しています。
ここからは、主に「ワンロールベット」と呼ばれる一投勝負が中心の賭け枠のご紹介になります。ワンロールベットはその名の通りルールは非常にシンプル、次の一投でその目が出るかどうか、だけに賭ける単純な賭け方です。プロポジションベットには他にも「特定の目が出たときだけが負け」になる賭け方もあります。
とにかく賭け枠が多いクラップスですので、これもまた非常に種類が多いため、2回に分けてお送りします。種類は多いですがいずれも非常に簡単ですので、気軽にお読みください。今回は、テーブルの真ん中に構える「プロポジションベット」についてご紹介します。
プロポジションベットとは、クラップステーブルの真ん中にあるたくさんの賭け枠のことを指します。この枠は特定の出目に賭けるベットです。やけに複雑なレイアウトなので一見難しそうですが、これまでやってきたことに比べたら遥かに簡単で、初心者向けの賭け枠です。
プロポジションベットは大きく分けて
ワンロールベット | 次の一投のみが勝負 |
オールデイベット | 特定の目がでない限り勝負続行 |
の2種があります。
ワンロールベットは「次の一投の出目が何か」のみに賭けるとてもシンプルなベットです。
次の一投で7が出れば勝ち。配当は4倍(4:1)です。
次の一投でクラップスナンバー(2, 3, 12)のいずれかが出れば勝ち。配当は7倍(7:1)です。
どちらの賭け枠に置いても同じです。
次の一投で11が出れば勝ち。配当は15倍(15:1)
クラップスで「Yo(ヨー)」という言葉を聞いたら、11のことを指すと覚えておいてください。
どちらの賭け枠に置いても同じです。
エニークラップス(C)とイレブン(E)の両方に賭けるベットです。2枚必要なのでミニマムは$2〜となります。少なくとも必ずどちらかははずれになるので、当たったときははずれたほうのベットが差し引かれた額が配当となります。
$2をC&Eにベットして「2(または3または12)」が出た場合、エニークラップスの配当は7倍ですので、配当ははずれの$1を引いた$6、つまり元のベット額の3倍が配当ということになります。
「11」が出た場合の配当は15倍ですので、はずれの$1を引いた$14、つまり元のベット額の7倍が配当額となります。
なお、2、3、11、12以外の数字が出た場合は両方没収となります。
次の一投で3が出れば勝ち。配当は15倍(15:1)
Snake Eyesと呼ばれる1のゾロ目は、次の一投で2が出れば勝ち。配当は30倍(30:1)
Box Carsの愛称を持つ6のゾロ目は、次の一投で12が出れば勝ち。配当は30倍(30:1)
2、3、11、12の全部に賭ける枠。4つの賭け枠全部に置いているのと同じことなので、4の倍数でベットする必要があります。
ホーンベットに4枚置くのは、4つの枠にひとつずつ置いているのと同じになります。
ホーンベットの対象である4つの賭け枠のうち、ひとつだけ他の3つの倍額を賭ける賭け方。4つの枠に「1枚-1枚-1枚-2枚」=「合計5枚」置くのと同じことなので、5の倍数で賭ける必要があります。
上図の状況で「2」が出た場合、$1×3枚=$3のベットがはずれで没収、$2のベットが当たりで30倍の配当となります。つまり差し引き$57が配当額です。
「3」が出た場合、$1のベットが当たりで$4のベットがはずれのため、$1×15=$15からはずれの$4を引いて、$11が配当となります。
エニーセブンとホーンベットの組み合わせ。その全部(=5つの賭け枠)においているのと同じことなので、5の倍数で賭ける必要があります。
ワールドベットに5枚置くのは、ホーンベットに4枚とエニーセブンに1枚置いているのと同じになります。
4~10の特定の出目に賭けるベット。配当は、ゾロ目が30倍(30:1)、それ以外は15倍(15:1)です。
こちらはワンロールベットと違い、特定の負け目がでない限りは没収されず勝負が継続します。
4 or 6 or 8 or 10のゾロ目が出ることに賭けるベット。
配当は、4と10が7倍(7:1)、6と8が9倍(9:1)です。
ホップベットとの違いは、ホップベットが次の一投でこの目が出なければ負け(没収)であることに比べ、このベットが負けになるのは
のいずれかだけで、それ以外の出目のときは勝負に関係なくベットも没収されません。
つまり、
2のゾロ目(合計4)が負けになるのは、ゾロ目ではない4(1+3)、または7が出たとき |
3のゾロ目(合計6)が負けになるのは、ゾロ目ではない6(1+5 or 2+4)、または7が出たとき |
4のゾロ目(合計8)が負けになるのは、ゾロ目ではない8(2+6 or 3+5)、または7が出たとき |
5のゾロ目(合計10)が負けになるのは、ゾロ目ではない10(4+6)、または7が出たとき |
となります。6と8のほうが負けになるパターンが多い分、4と10より配当が多いのですね。
なお通常、カムアウトロールの最中ハードウェイはOFF(無効の状態)で、当たっても配当されないし外れても没収されません。*申請すればON(有効)にすることもできます。
プロポジションベットは簡単で初心者向けではあるのですが、いくつか注意点があります。
プレイスベットなどのポイント枠と比べて比較的手の届きやすい場所にあるのでつい自分で賭け枠に置きたくなってしまうかもしれませんが、自分でベットを置くのはNGです。
プロポジションベットは、ディーラーとはテーブルを挟んで反対側の真ん中に立つスティックパーソンが管理しています。このスティックパーソンに、置きたいベットを伝えておいてもらうのがルールです。
スティックパーソンは、どれが誰のベットかすべて把握してるので、自分で勝手な場所にベットを置いてはいけません。
当たると配当は渡されますが、元のベットはずっと置きっぱなしのまま。
「あれ、あっちは返してくれないのかな…」と思うかもしれませんが、返して欲しければ当然返してもらえます。しかし、逆に言えば「言わないと戻ってこない」です。
なぜ戻ってこないかというと、基本的にクラップスでは「次もまた同じベットを置くだろう」という前提でほとんとのことが進んでいきます。クラップスは自分で置けないベットが多いため、毎回ディーラーやスティックパーソンが同じ作業を繰り返しやっているとゲームの進行が滞ってしまいます。そのため、基本的にベットは取り下げを申請しない限りずっと置きっぱなしのことが多いのです。もちろん、手間の削減だけでなく、どんどん賭けて欲しいから、というのもありますが。
事例:
次は7が出る!と思い、ホップベットの7の組み合わせすべて(1-6、2-5、3-4)に$1ずつ、合計$3賭け、ダイスは「3-4」がでたとします。
この場合、「3-4」に賭けたベットだけが当たり、で「1-6」「2-5」ははずれとなります。当たりの配当は$1に対し15倍ですが、はずれの$2分を引いた$13のみが配当として渡され、この$3のベットはずっと同じ場所に置きっぱなしのままになります。これはつまり「配当として$15受け取り、再度1-6、2-5、3-4に$1ずつ賭けなおした」という状態と同じことです。
「次は7は出ない!」と思ったら、スティックパーソンにベットの取り下げを申請しないと、7以外の数字が出たら当然回収されるのでご注意ください。
さて、長く続いたクラップスのルール説明も、次回で最後となります。ぜひ最後までお付き合いください!
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