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大会もいよいよ残り1週間となり終盤を迎えています。今週はついにメインイベントが開幕、多くの日本人が参戦しており、現時点で素晴らしい活躍をしているプレイヤーが多く見られます。
お騒がせ男マーティン・カブレルが、エントリ10,000人以上のMini Main Eventを制し、ブレスレットを獲得しました。
最終日を2番手スタックでスタートしたカブレルは、序盤から積極的に小さなポットを集め、すぐにチップリーダーとなりました。ヘッズアップはカブレルが2.5倍のチップ差、対戦相手のYenは小さなポットを積み重ねて反撃し、一時は逆転に成功しましたが、カブレルの99 vs YenのA2sのオールイン勝負で再び逆転を許し、その後リードを取り戻すことはできず。最後はA4でカブレルのAKのオールイン要請にコールして敗退。
カブレルは絶え間ないお喋りで批判される一方、見ている人にエンタメを提供するという意味では注目を集めることに貢献しており、賛否両論を集めるプレイヤーです。しかし2025WSOPだけでもすでに8度のインマネ(賞金圏)、4度のファイナルテーブル進出を果たしており、さらに今回1万エントリ超えのイベントで優勝と、プレイヤーとして確かな優れた結果を出しているのも事実。
さらにカブレルはこの勝利で、WSOP年間最優秀選手(Player of the Year)ランキングでベニー・グレイザーを追い抜き、この時点で暫定首位に立ちました。ベニー・グレイザーは今夏だけで3つのブレスレットをすでに獲得しており、PoYランキングで首位に立っていましたが、カブレルがミニ・メインイベントで優勝したことで1,325ポイントを獲得、それまで持っていたポイントに加算して約3,316となり、グレイザーのポイントを上回ることになりました。
なお優勝しようがなにしようがカブレル節は健在。プレゼンターに「プレイしてくれてありがとうは?」と謝辞を強要?し、ブレスレットには「もうちょっとキラキラが付いててもよかったかな」と止まらない。なおその後「あれ、これ壊れた?あのー、ブレスレット直せる人いますかー?」と叫んでいました。
なおこの後すぐメインイベントのDay1が始まり、観客の注目を集める存在のカブレルはやはり配信卓。もう一つの配信卓と随時スイッチしながらの配信でしたが、実況が「カブレルの卓じゃなくなるとライブチャットの勢いが落ちる」とこぼしていました。
カブレルがPoY暫定首位に立ったのも束の間、PLO100kハイローラーをショーン・ディーブ(Shaun Deeb)氏が制し、賞金$295万超+7個目のWSOPブレスレットを獲得するとともにPoYも逆転、2018年の受賞に続き二度目の年間最優秀選手に大きく近づきました。
そして暫定3位に陥落したグレイザーですが、SNSでは「ひと夏に3つのブレスレット獲得で最優秀選手になれないっていったいどういう仕組みなんだ?」という声が多く上がっています。ただグレイザーは現在わずか6件のキャッシュのみでここまでの得点を積み上げており、今後の入賞がそのまま加算されるという点で、まだ逆転への希望もあるかもしれません。現行の制度では上位10件のキャッシュのみがスコアに反映されるため、ディーブのようにすでに多くの入賞がある選手は、ポイントを上積みするには下位スコアを上回る好成績を出す必要があります。
グレイザーの活躍はこちら
なおカブレルは残念ながらその後のメインイベントですでに敗退しており、残りのイベントで大きな成果を出さない限り再逆転はやや厳しい状況となっています。
5月から始まった大会もいよいよ終盤、いよいよ大会のメインイベント10K NLHが始まりました。
10日以上かけて行われる長いイベント、序盤はお祭り的要素も強く、レジェンドプレイヤーや有名プレイヤー達の参戦に注目が集まります。
ブレスレット17個ホルダーのフィル・ヘルミュース(Phil Hellmuth Jr.)もその一人。息子のPhil Hellmuth IIIと、JunglemanことDaniel Catesを従えド派手なロックスタースタイルで入場しました。(一時は「もう歳だから今年は出ない」とも言ってたのに…)
「カブレル以上にウザい」「カブレルは許せてもこっちは許せない」という声も上がるのがイギリス出身のプレイヤー、ウィル・カスーフ(William Kassouf)。プレイヤーの気に障る言動を続け苛立たせる戦略でSNSや切り抜き・ショート動画にもよく登場する有名人が今大会も健在。
なお本人のSNSプロフによると本業は弁護士なのだそうですが、正直戦いたくない相手だな…という印象は抜群なのでやはり効果はあるのかもしれません。
7月9日、DAY3終了時点でいだちゃんねるのコバこと小林 将太朗氏がなんと全体のチップリーダーに立ちました。日本人トップではなく、全体のトップです。
コバ氏もすごいのですが、DAY3終了時点で生存者全体の2.8%が日本人で、国別ランキングだとなんと4位だそう。1位は当然アメリカ(過半数)、次にカナダで、ここまでは地理的に当然なのですが、次がフランスでその次に日本というのは、物理的距離とか円安とか日本にはカジノがないことなどの事情を考えるとすごいことではないでしょうか。
なおコバ氏は残念ながらチップリーダーで迎えたDAY4でまさかの敗退してしまいました。日本時間10日17:00時点では、先日$10kスーパーターボで3位入賞したナーツゴンニャー中井こと中井隆太氏が 25位で日本人トップ、続いて昨年日本人順位を更新した長見恭輔氏が41位につけ、いずれも安定した強さを見せています。
ところでコバ氏は京大YouTuberとして有名ですが、日本最年少ブレスレット獲得のりゅうたろう氏も京大、先日レディース連覇の岡本詩菜氏も京大…強すぎる、京大。
現地時間4日、ストリップのホテル「The Cromwell」で火災が発生しました。報道によると火災は午前6:30ころ、4Fのパーキングのストレージルームから発生。一時は外の通りから確認できるほど大きな黒煙が上がる事態となりましたが、速やかに消化活動が行われ負傷者はないとのことです。
さて大会も残り1週間、週1更新でお届けしてきたレポートも次回で最終回となります。お祭りの終わりは少々寂しいものですが、多くの日本人プレイヤーが好順位で残っているので、来週は「FTに日本人プレイヤー!」というタイトルでお送りできることを期待!とにかく、楽しみです。
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